生活のリズムを整えましょう
在宅勤務では、これまでの暮らしのペースを崩さないことが大切です。今までは「会社に通う」ことで、おのずと起床や食事、就寝の時間が決まっていました。しかし、在宅勤務になることで、朝起きる時間がバラバラになったり、朝食を抜いてしまったり、就寝時間が遅くなったりと、少しずつルーティンが崩れていきがちです。
生活リズムの乱れは、体調にも影響が出てきてしまいます。不眠や食欲不振、体重増加などは、生活習慣病の元になるもの。また、自律神経やホルモンバランスが乱れると免疫力が低下するといわれています。
まずは、生活リズムを整えること。起床、朝・昼・夕食、入浴や休憩、就寝と、それぞれきちんと時間を決めて生活するように意識しましょう。
仕事開始のスイッチを
生活している場で仕事をすると、オンとオフの切り替えが難しくなります。これまでは家を出て、電車に乗るという通勤の時間があることで、仕事へ向かういい準備になっていたかもしれません。在宅勤務でも、その代わりになる自分なりのスイッチをつくって、気持ちを切り替えるようにしましょう。
✔ 出社時の服装に着替える
✔ 髪型やメイクなど身だしなみを整える
✔ コーヒーを飲む・音楽を聴く
✔ 会社のチームで遠隔朝礼を行う
など、取り入れやすいスイッチを見つけてください。
意識して休憩をとりましょう
在宅勤務では、つい長時間パソコンに向かいっぱなしになってしまいます。集中するのはいいことですが、長時間の作業は頭痛や眼精疲労、腰痛、不眠などの症状の原因になります。
連続作業が1時間を超えないように注意しましょう。タイマーをセットして、10〜15分の休憩時間を挟むのがおすすめです。
✔ 机から離れる
✔ 簡単なストレッチをする
✔ 短時間で終わる家事をする
✔ 散歩をする
休憩時間を確保できるよう、タイマーなどの道具を効果的に使ってみましょう。
規則正しい食事を心がけて
在宅勤務では、活動量が減りがちになることから、朝になってもお腹が空かないといったことがあります。結果、朝食を抜いてしまったり、仕事をしながらちょこちょこ食べ続けたりしてしまいます。お子さんがいる場合は、一緒におやつをつまんだりする機会も増えるかもしれません。
こういった食生活の乱れは、体重増加の原因になりますし、生活のリズムを崩すことにもつながります。
在宅勤務の間は、昼食時間を決めておくことがおすすめ。午前と午後のいい区切りになりますし、一旦休憩を挟むことで午後の生産性も高まるはずです。
また、今までは仕事で帰宅時間が遅くなり、夕食をコンビニで買っていたかたや、遅い時間に食べていたかたにとっては、食生活を改善するチャンスです。自炊するのも楽しいでしょうし、家族でテイクアウトを選ぶのも気分転換になります。
✔ 朝・昼・夕食の時間を決める
✔ お昼休憩をしっかりとる
✔ 自炊やテイクアウトを楽しむ
在宅勤務は、食生活を楽しむいいきっかけになると考えて取り組んでみましょう。
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